今の立ち位置
いつからかは分かりませんが、行動に迷うことは、以前よりは減りました。
その代わり、自分の考えや感情を気にしすぎて、考えているうちに立ち止まる時間は、今もあります。
何事も自信満々で取り組める、という状態ではありません。
不安を完全になくせているわけでもありません。
他責ではなく、自分の問題として考えられるようにはなりました。
その反面、うまくいかないと、過剰に自分を責めてしまう癖も、まだ残っています。
立ち止まっていた時間
家庭を持ってから、先のことを考える時間が増えました。
それで副業を始めたものの、いくら続けても、目に見える成果は出ませんでした。
SNSで目にする成功体験を見ては、羨ましさや嫉妬のような感情を抱くこともありました。
「やっぱり自分には無理なんだな…」
そう思うことで、自分を納得させていた気がします。
子どももまだ小さく、できるだけ一緒にいたかった。
当時の自分には、それが一番大事な理由でした。
ただ、そう自分に言い聞かせないと、前に進めなかったのも事実です。
それが言い訳だったのかどうかは、今でもはっきりとは分かりません。
うまくいかなかった理由
副業で稼ぐために、思いつく限りのノウハウを追いかけました。
「これさえやれば」という成功法則も試しました。
けれど、成果につながることはありませんでした。
何度目かの教材を閉じたあと、「また戻ってきたな…」と感じたのを覚えています。
自分には才能がないと思うほうが、正直、楽でした。
「なぜ自分にはできないのか?」
このまま何も変わらないまま生きていくのかと思うと、行動すること自体が妙に怖くなっていました。
今振り返ると、当時の自分は「うまくいっている自分を思い描く」以前の段階で立ち止まっていたのだと思います。
結果を想像する余裕もなく、なぜ動けなくなっていたのかを、まだうまく言葉にできていませんでした。
少しだけ変わった見方
「自己理解」という言葉を知り、少し立ち止まって自分を見つめ直しました。
そこで気づいたのは、成果が出ない自分を、どこかでダメな人間だと決めつけていたことでした。
始めは自己肯定感が低いからだと思っていました。
でも、「何者かになりたい」という気持ちが、思っていた以上に強かったんだと思います。
それで自分を受け入れることができず、否定し続けていたのかもしれません。
今でも、その感情を完全に手放せたわけではありません。
うまくいかないことがあると、自分に厳しくなりすぎることがあります。
ただ、「責めても前に進めない」という感覚だけは、以前より体に残るようになりました。
InnerShiftという場所
自分を身の丈以上に見せようとは、しなくなりました。
プライドを捨てたというより、他人に振り回されて消耗する生き方が、もうしんどくなった、という感覚に近いです。
私は内向的で、一人の時間も好きです。
それでも、ときどき孤独を感じます。
変わりたいと思いながら、動けない時間のほうが長かった気がします。
このブログでは、同じ場所で立ち止まっていた人間が、何を考え、何につまずいていたのかを記録しています。
答えを教える場所ではありません。
成功談を書く場所でもありません。
ただ、立ち止まっている理由を考え直すきっかけになればと思っています。
このブログは、40代の私が書いています。
家族と仕事を優先しながら、考えすぎて動けなくなった時期がありました。
今も完璧ではありませんが、その感覚を忘れないよう、ここに残しています。
