突然ですが、あなたはこんなことを言われた経験はありませんか?
これらは、私が仕事やプライベートで実際に言われてきた言葉です。
一生懸命話しているつもりなのに、相手に伝わらない…。
そんな経験を繰り返すうちに、人前で話すことがどんどん大きなコンプレックスになっていきました。
特に仕事で説明を求められる場面では、心臓がバクバクして「今すぐこの場から逃げ出したい!」と何度思ったことか…。
もしかしたら、あなたも似たような気持ちになったことがあるのではないでしょうか?
でも安心してください!
話し方はトレーニング次第で、40代からでも間違いなく改善できます。
今回の記事では、話し下手だった私が「人前で緊張せずに話せるようになった方法」を詳しくお伝えします。
コンプレックスを克服して、コミュニケーションが楽になる未来を手に入れましょう!
ぜひ最後までご覧ください。
なぜ、私の話は相手に伝わらなかったのか?

自分なりに伝えているつもりでも、相手に理解してもらえない…。
当時はそんなジレンマを抱えていました。
しかし、今思うと相手に伝わらなかったのには、いくつかの理由があることがわかりました。
以下にその理由について述べてみたいと思います。
感情任せで理解してもらえると思っていた
過去の私は、論理展開などを気にせず、自分の思いの丈のまま、感情任せで相手に話す傾向がありました。
「熱い気持ちさえあれば、きっとわかってくれるはず…」
そう信じていましたが、そんな論理破綻している話なんて、誰も理解できやしません。
これは、「伝えたい」ことに意識が向いておらず、ただ「話したい」と自分本位の考え方になっていたのだと思います。
無理やり難しい言葉を伝えようとしていた
自分を大きく見せるために、無理やり難しい言葉を使ってしまい、相手に理解を求めることなど考えていませんでした。
本音を言えば、ただ語彙マウントをとり、知識をひけらかすことで頭の悪い人間に見られたくなかったんです。
「相手より上に立ちたい」、そんなしょーもないプライドを優先させたことが、相手に話が伝わらなかった要因です。
一番に伝えたいことを明確化できていなかった
一番に伝えたいことを明確にせず、情報をありのまま伝えようとしていました。
全てが大事な情報と思い込み、取捨選択しなかったことが原因です。
自分で一番伝えるべきことなのかを理解していないのに、相手に理解なんてできるはずない…。
ただ知っている情報を話しているだけで、話の本質を理解できていなかったんです。
相手の反応を気にしすぎて話が空回りしていた
特に目上の人に話す時、必要以上に相手の反応を気にしていました。
「上手く伝えなきゃ…」という気持ちから、話が空回りしてしまうことは、あなたも一度くらい経験がありますよね?
この状態に陥ると、極度の緊張から何を話すべきかを忘れてしまいがちになります。
自分が伝えるべきことより、相手にどう思われるか気にしすぎて話がまとまらないことは本末転倒です。
相手の理解レベルを考慮していなかった
専門性が必要な分野では、相手の理解レベルに合わせて伝えることが求められます。
特に日常的に専門用語が飛び交う環境においては、ついつい自分視点で物事を伝えようとする傾向があります。
これは小学生に大学生の話をしても理解してもらえないのと一緒。
コミュニケーションを図る上では、常に相手がどのような存在なのかを認識する必要があります。
話し下手を劇的に改善する6つの方法

私自身の過去の失敗から、伝わらない原因は理解してもらえたと思います。
続いてはこれらの原因から話し方を劇的に改善する6つのテクニックについて解説していきます。
普段から意識してもらい、ぜひ日頃のコミュニケーションに役立ててください!
語彙力を鍛える
話し下手の多くは、「言いたいことがあるのに、適切な表現が見つからない」ことが原因。
そこには語彙力の欠如が関係しています。
語彙力を鍛えれば、以下のようなメリットを得ることができます。
- 適切な言葉を選べるようになる
- 表現の幅が広がり、説得力が増す
- 自信を持って話せるようになる
語彙力の鍛え方については、古典的ではありますが、読書が鉄板でしょう!
私自身、読書習慣が身についたことで、語彙力が飛躍的に向上しました。
しかし読書は語彙力を鍛えることだけではなく、他にも計り知れないメリットがあります。。
こちらの記事では具体的な読書効果のメリット詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
曖昧な表現を避ける
曖昧な表現の代表格として、日頃からよく使ってしまう言葉が、
などの形容詞です。
これらの言葉はそれだけで意味が伝わってしまうので、つい無意識に使っていることもあるでしょう。
しかし、相手に伝えることを考える上では、できるだけこれらの表現は避けたほうが無難です。
そこで、話を相手に伝える際に意識して欲しい点があります。
それは以下の3点です。
話を伝える際に意識してほしいこと
- 五感を使う
- 情景を思い浮かべる
- 思い出を話す
五感を使う
五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のことです。
人に伝える時は、これらの五感をフル活用しましょう。
たとえば、食事の感想を言うとしましょう。
- このハンバーグ、スゴい!→ ×
- このハンバーグ、肉汁が溢れて、口がとろけそう!→ ◯
2の方が、より美味しさが鮮明に湧き、食欲をそそりますよね。
情景を思い浮かべる
人に話す際は、情景が思い浮かぶことで理解を深めることができます。
たとえば、仕事の報告を上司に伝えるとします。
- この間のプレゼン、かなりエモかったすね!→ ×
- この間のプレゼン、普段は物静かな部長も称賛してましたよ。部長があんなに笑うのはじめて見ました。→ ◯
2の方では人の感情を取り入れることで、より情景が頭に浮かびやすくなったと思います。
思い出を話す
思い出を話すことで、過去との比較ができるようになります。
たとえば、家族旅行の思い出を友人に話すことを想像します。
- この間の家族旅行、かなりヤバかったよ!→ ×
- この間の家族旅行、これまでの旅行の中で一番楽しかったよ!→ ◯
過去との比較をすることで、どれだけ楽しかったか伝わりやすくなります。
まずは書いて整理し、話を客観視する
頭の中でどれだけ思考しても、言語化できなければ考えていないと認定されます。
確実に言語化をするには、まずは書くことが一番です。
書くことで、思考を整理し、客観視できるようになれば、伝えるべきことも明確になります。
「言いたいことはわかるけど、書くのはちょっとめんどくさいな…」
このように思われる方もいるでしょう。
そんな時は、一つの文章としてまとめようとせず、箇条書きを使って簡潔に書くことをおすすめします。
伝えたいことを3つに絞る
全てを大事な事象として伝えようとしても、相手は理解ができません。
なぜなら、人は自分が理解できることしか理解しようとしないからです。
いきなり多くの情報を浴びせられても、あなただって理解できませんよね?
そんな時は、伝えたい情報を3つまでと決めて絞り込みましょう!
絞り込むことで、本当に伝えるべき情報を取捨選択することができます。
3つまでなら話す方も、聞く方もストレスを感じることはなく、無駄に長い話にもなりません。
結論から話すクセをつける
社会人になるとよく、「結論から話して」と言われることがあると思いますが、これには以下の理由があります。
- いち早く、話の要点を知ることができる
- 話を理解しやすくなる
- 余計な情報を挟まないことで時間を大切にできる
私も昔は、時系列に話し方が話が伝わるだろうと思っていましたが、結果的に話が長くなり、相手に話を伝えることができませんでした。
それに、結論から話すことは、相手に話を聞いてもらうためのスイッチでもあります。
そのためには、話す相手がまず何を知りたいのかを考えること。
【結論】= 相手が知りたい、聞きたいこと
と言うことを意識しましょう。
声に出して練習する
書くことと同様に、声に出して練習することは話を客観視することにつながります。
もし、職場に話せる相手がいるのなら、フィードバックをもらうことは非常に有効です。
ですが、誰しもそんな環境ではないですよね。
そんな時は、スマホなどの録音機能を使って、それに向けて話す練習をしましょう。
後で聞き返すと、必ず改善点が見つかるはずです。
自分で聞き返すのは恥ずかしいと思う気持ちが出てくるかもしれませんが、自分以外には誰も聞いていないので、ぜひ取り組んでいきましょう。
まとめ:上手さより「わかりやすさ」を意識しよう

話し方は、生まれ持った才能ではなく「スキル」です。
だからこそ、誰でもトレーニングを積めば確実に改善できます。
私自身も話すことが苦手でしたが、今回ご紹介した方法を実践し、「伝わらない」という悩みから解放されました。
最後にお伝えしたいのは、「上手に話す」ことを目指すのではなく、「わかりやすく話す」ことを意識することです。
コミュニケーションは相手がいて初めて成り立つもの。
相手の視点に立って話すことができれば、特別に話が上手でなくても、十分に伝わります。
今回の記事でご紹介した内容を活用して、ぜひ日常や仕事でのコミュニケーションに役立ててください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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