「副業で稼ぐ!」
そう決めたのにも関わらず、いつの間にかモチベーションが低下して辞めてしまった。
副業をしたことのある方なら、このような経験、一度くらいありますよね?
「自分には合ってないような気がして……」
「仕事が忙しくて、副業する時間がとれない……」
取り巻く環境は人それぞれなので、その理由も確かにあるかもしれません。
しかし、本質的に副業で挫折する要因は、「自分に合ってない」からでも「時間がない」からでもありません。
それは副業を継続するための仕組みが構築できていない、すなわち「習慣化」できていないことが原因です。
副業をする上では、誰もが最初に「習慣化」の壁につまづきます。
そこで今回の記事では、副業歴5年の私が、これまでの実践してきた「習慣化」の壁を乗り越える方法を伝授します。
副業だけでなく、本業やスポーツなど、結果を出して成功するためには習慣化が必須です。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、「習慣化」という最強の武器を手に入れましょう!
- 副業で挫折した経験がある人
- 副業をしているが、モチベーション頼りになっている人
- 副業をどのように習慣化したらいいかわからない人
成功者は例外なく習慣化している
多くの成功者と呼ばれる人ほど、例外なく日常的に習慣化を取り入れています。
ウォーレン・バフェット
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットですが、彼は「読書」を習慣化していることで有名です。
1日になんと5〜6時間も読書時間を設け、知識の積み重ねが長期的な成功に繋がることを示しています。
スティーブ・ジョブズ
Appleの創業者としてiPhoneの生みの親、スティーブ・ジョブズも習慣化を図ることで、成功をした一人です。
彼は「瞑想」や「ウォーキング」を習慣化し、創造性と問題解決能力を高めていました。
柳井正
ユニクロ創業者として有名な柳井正は「顧客志向」と「改善」を習慣化しています。
彼は常に顧客のニーズを最優先に考え、それに応じた商品開発やサービス改善を行っています。
習慣化している項目は違えど、成功者と呼ばれる人にとって習慣化は特別なことではなく、生活の一部として、当たり前のように取り入れています。
人類習慣化計画における七つの鉄則
ここでは具体的に、習慣化を図るための実践方法と考え方について解説していきます。
具体的な項目については以下の通りです。
一つずつ解説していきます。
やる気やモチベーションに頼らない
気持ちだけでいくら習慣化を図ろうと思っていても、結局、モチベーション頼りでは習慣化を図ることはできません。
副業を始めた当初こそ、モチベーションが高かったのに、いつの間にかモチベーションが低下して、三日坊主で辞めてしまった……。
副業で挫折する要因の大半はモチベーションに頼っているからです。
やる気やモチベーションに頼ることが、どうしてダメなのか?
それは、やる気やモチベーションで、自己管理していると、都度、「副業をしなければ」と意思決定にエネルギーを消耗するため、脳が疲弊してしまうからです。
脳が疲弊してしまうと、正常な判断が行えず、「今日は仕事が忙しかったから」、「明日からは絶対に副業しよう」と、やらない言い訳を並べて正当化しようとしてしまいます。
もちろん、副業を始める動機づけとしてモチベーションを高くもつことは構いませんが、やる気やモチベーションには容量があるので、習慣化を図る上では、得策ではありません。
まずは習慣化する仕組みを作る
習慣化するとは仕組みを構築することです。
仕組みを構築するためには、副業をしなければいけない環境を、あらかじめ作っておくことが最も効果的です。
とはいえ、具体的にどのように環境を作ればいいかわからない。
そう感じる方もいらっしゃるので、私自身が行っている仕組みを例に出します。
仕組みを構築する上で注意することは、自分にとって難易度が高い仕組みは設定しないことです。
人間には現状維持バイアスが備わっているので、難易度が高すぎると、めんどくさいことはしたくないという気持ちになって、仕組みを構築するのが困難になります。
上記で示したように、手間がかからない程度の仕組みから始めていきましょう。
目標にとらわれすぎない
目標にとらわれすぎると、習慣化が疎かになる危険性があります。
「は?目標を達成するために副業してんだけど」このような気持ちは十分に理解しています。
もちろん、方向性を間違えないために、「副業で月5万円を稼ぐ」という目標を設定することは重要です。
しかし執着しすぎると、習慣化することを忘れてしまうハメになります。
特に副業を始めた頃は、早く稼ぎたいという気持ちから、目標にとらわれがちですが、まずは稼ぐことよりも、副業を毎日続けるため、習慣化を図ることにフォーカスしましょう。
習慣化までのプロセスを知る
習慣化は気持ちだけでは身につきません。
何度も言いますが、仕組みで構築するものです。
習慣化は下記のプロセスを経て、構築されていきます。
- Step1きっかけを見つける(脳に行動を想起させる)
例)副業をすればお金を稼げることを知る
- Step2欲求を引き出す(行動するための原動力となる)
例)副業をして月に5万円稼ぐという意思決定をする
- Step3欲求に対しての反応する(実際に行う行動のこと)
例)副業で月に5万円稼ぐために行動する
- Step4報酬を受け取る(欲求を満たす)
例)副業で頑張って月に5万円を稼ぐ
まずはきっかけを見つけることで、欲求を引き出します。
次に欲求に対して、反応することで行動に繋がり、行動した結果、報酬を得ることができます。
多くの人にとって、習慣化ができない要因は紛れもなく、Step3の行動のフェーズです。
次の項目ではいかにして、「行動を習慣化していくのか」について解説します。
行動へのハードルはとことん下げる
副業が継続できない理由は、行動へのハードルが高すぎることです。
「副業を毎日2時間しよう」と頭の中で考えていても、あなたにとってハードルが高すぎると行動には繋がりません。
ここがモチベーションに頼ってはいけない所以です。
だったら、どうすれば継続して行動できるようになるのか?
それは、始めから行動へのハードルを上げないこと。すなわち、行動へのハードルをとことん下げることです。
マラソンで始めから全速力でゴールまで完走できる人はいません。
はじめは5分間だけでも、机に座ってみる。それでもハードルが高く感じるなら、パソコンを開くだけでも構いません。
自分にとってハードルが高すぎないことから始めていき、一つ習慣化が達成できたら、また新たに習慣を足していきましょう。
アクションプランを明確にする
「もっと本を読もう」
「もっと勉強しよう」
このような曖昧な言い回しでは、習慣化できません。
習慣化にはアクションプランを明確にすることが必要です。
具体的には、いつ?どこで?何を?を明確にすることです。
以下に例を示します。
- いつ? → 毎日、子どもが寝た後の21時から
- どこで? → リビングにあるパソコンで
- 何を? → ブログ記事を書く
より具体性を持たせることで、やるべきことが明確になり、いちいち「今日は何をしよう?」と考えなくて済むので、無駄な決断でエネルギーを消費することもなくなります。
小さな勝利を手に入れる
小さな勝利とは、1日の中で達成できたことに対しての報酬、すなわち成功体験です。
比較対象は他人ではなく、行動する前のあなた自身です。
例えば、「今日は1時間副業できたから、俺の勝ち!」このような考え方で十分です。
カレンダーに実際に作業した副業時間を記入することで可視化するものいいでしょう。
習慣化が金銭的な結果に繋がるまでには、どうしてもタイムラグが生じます。
ですが、小さな勝利を積み重ねることによって、快楽感を得られれば、ドーパミンが発生し、次もまた同じ快楽を味わいたいと感じます。
ギャンブルで得られる快楽とは違い、良い習慣を経て得られる快楽なので、1日のどこかで必ず、小さな勝利を手に入れるように心がけましょう。
習慣は加算ではなく、複利で大きくなる
習慣は加算方式で積み重なるものではなく、株のように複利で大きくなります。
もちろん最初は効果を実感しにくく、停滞する時期もあります。
ですが、習慣化を図ることができれば、指数関数的にある日突然、ブレイクスルーする時がやってきます。
1日1%の改善は1年間で37倍にもなり、この複利効果こそが、習慣化の最大のメリットです。
私が5年以上も副業を続けてこられたのは、間違いなく習慣化のおかげです。
今ではパソコンを開けば、自動的に作業に取り掛かれますし、モチベーションに頼らずに継続することができます。
副業が継続できない方は今回の記事を参考にして、まずは一つの習慣化作りから始めてみましょう。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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