
「このまま今の働き方で、定年まで本当に大丈夫だろうか…」
40代になると、そんな不安がふと頭をよぎることはありませんか?
出世のレールに乗れなければ将来が心配。
でも、副業を始めるのもリスクがある気がする。
気づけば「どちらを選んでも後悔しそう…」そんなジレンマに悩む方も多いはずです。
私自身、37歳を過ぎてから「会社に人生を預けるだけで大丈夫か?」と不安になり、副業をスタートしました。
最初の2年間は成果が出ずに苦しみましたが、続けていくうちに少しずつ「伝える力」が身につき、今では副業が大きな柱となっています。
この記事では、副業歴6年の私が体験を通して感じた「40代が後悔しない働き方の選び方」をお伝えします。
出世か、副業か。あなたの未来を左右するこの分岐点について、一緒に考えていきましょう。
- 40代から「出世」以外に選べる現実的な選択肢
- 会社に頼らずキャリアを築いていくためのヒント
- 後悔しない働き方を選ぶための考え方と実例
突如として訪れる40代からの「モヤモヤ感」の正体

仕事や子育てに奔走してきた20〜30代と違って、40代になると、仕事での立場も確立し、子どもも順調に成長している…。
だけど、言葉にしづらい「モヤモヤ感」が心の奥にずっと残る──そんな感覚、ありませんか?
このモヤモヤ感の正体は、健康やお金、人間関係など将来に対する不安から生じるもの。
特に30代後半〜50代にかけて陥りやすく、「ミッドライフクライシス」と呼ばれています。
中年期特有の心理的危機で、うつや不安障害につながるケースもあると報告されています
引用元:ダイヤモンド・オンライン
さらに、今の時代は給料が伸び悩む一方、物価は上昇するため「お金」の不安は誰もが抱える深刻なテーマです。
では、このモヤモヤ感を抱えながら40代を生きる私たちは、どう働き方を選ぶべきでしょうか?
- このままサラリーマンとして出世を目指すのか
- それとも、新たな収入源を確保するため副業を始めるのか
この2つが、40代に訪れる人生の大きな分岐点です。
私自身もこの選択で悩み、副業を始めた経験があります。
今回は、私の体験談を交えながら「後悔しない働き方の選び方」をお伝えします。
40代サラリーマンは出世するべきか?

結論から言うと、40代にとって「出世するかどうか」はどちらでも構いません。
本業にやりがいを感じ、仕事に見合った給与を得られているなら、とことん出世を目指すのも一つの道です。
しかし、責任だけが重くのしかかり、給料の伸びが期待できない場合は、無理に出世を追う必要はありません。
私自身、40代でキャリアの分岐点に立ったとき、出世だけに頼る働き方のリスクを実感しました。
その経験から、副業という選択肢を取り入れることで、収入面だけでなく精神的な余裕も生まれることに気づいたんです。
要は、40代は「出世か副業か」という単純な二択ではなく、自分の人生をどう設計するかが最も重要なんです。
出世が「やりがい搾取」になる危険性
「やりがい搾取」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、会社が正当な対価を支払う代わりに「やりがい」という言葉を武器にして、従業員に無理を強いることを指します。
私自身も40代で経験しましたが、「この仕事は社会の役に立っている」「あなたにしかできない」といった言葉をかけられると、不思議と踏ん張ってしまうんですよね。
でも、いざ給料明細を見ると「これだけ頑張ってこの額か…」と現実に突き落とされる。
まさに精神的な搾取です。
働き方改革が叫ばれて久しいとはいえ、浸透しているのは一部の大企業くらいでしょう。
中小零細企業では、会社の存続そのものが厳しい中で、従業員一人ひとりに寄り添った働き方を提示できる余裕はほとんどありません。
だからこそ、40代は「やりがい」という言葉に縛られすぎず、出世=幸せではないという視点を持つことが大切です。
出世を目指さないことによるメリット
一昔前までは「出世=成功」という価値観が当たり前でした。
しかし今は、出世よりも自分らしさや生活の充実を重視する人が増えています。
私自身も40代に入り、管理職の肩書きを得ることに魅力を感じなくなっていきました。
それよりも「自分の時間をどう使うか」「家族との時間をどう確保するか」の方が、ずっと大切だと気づいたからです。
出世を追わないことで得られるメリットは意外と大きく、たとえばこんなことがあります。
特に「副業に時間を割ける」というのは、40代にとって大きなチャンスです。
会社だけに依存しない生き方は、精神的な安心感にもつながります。
管理職特有のプレッシャーから解放
40代になると、管理職を打診されることも増えてきます。
私も一時期、チームをまとめる立場を任されたことがありましたが、正直「出世=やりがい」どころか、責任の重さと板挟みのストレスばかりがのしかかってきました。
上からは成果を求められ、下からは不満や悩みをぶつけられる。
その両方を抱え込むのは、想像以上にしんどいことです。
だからこそ、出世を選ばないことで「自分の仕事にだけ集中できる」という解放感を味わえるのは大きなメリットです。
人間関係から生じるストレスは計り知れません。
そこから自由になれることは、40代にとって何よりの安心材料になります。
拘束時間が減り、自由な時間が生まれる
出世すればするほど、役割や責任は大きくなり、必然的に会社に拘束される時間も長くなります。
私もかつては、会議や部下のフォローで残業が当たり前になり、気づけば「自分の時間なんてほとんどない」という生活を送っていました。
でも、出世にこだわらなければ、自分の担当業務だけに集中できるため、比較的余裕を持って一日を終えられることも増えます。
その分、家族と夕食を囲んだり、副業や趣味に時間を使ったりと、“自分のための時間”を確保しやすくなるんです。
40代にとって、この「自由な時間」が心身の健康や次のキャリアを考えるうえで、何よりの財産になると私は実感しています。
趣味・副業に時間を割ける
出世にこだわらなければ、その分の時間やエネルギーを自分のために使うことができます。
私自身も、こちらのブログは40代になってからのスタートでした。
はじめは「どうせうまくいかないだろう」と思っていましたが、地道に記事を更新していくことで、少しずつ成果が出始め、会社では得られない充実感を味わえるようになったんです。
もちろん、副業でなくても趣味でも構いません。
むしろ趣味はハードルが低いため、40代からの新しい挑戦としても取り入れやすいですよね。
たとえば、
- ウォーキングで健康を維持する
- カメラで日常を切り取る
- 家庭菜園でリフレッシュする
など、気軽に始められる趣味は意外と多く存在します。
➡️ 実際に「40代から始めやすい趣味」をまとめた記事もあるので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
【人生をもっと楽しく!】40代にぴったりのおすすめ趣味7選
会社以外の世界に目を向けることで、「自分にはまだこんな可能性があるんだ」と気づけるはずです。
その視野の広がりが、これからの人生の選択肢を確実に増やしてくれます。
出世を目指さないことによるデメリット
もちろん、出世を目指さないことはメリットばかりではありません。
将来的に独立や起業を視野に入れているなら別ですが、会社に依存したまま出世を避けるなら、それなりのリスクと覚悟が必要です。
キャリアアップ・給与アップの頭打ち
出世を目指さないのであれば、当然、キャリアアップや給与アップは見込めません。
実際、日本の平均賃金はこの30年間ほとんど伸びておらず、むしろ実質賃金は下がり続けています。
40代で家庭を持っている場合、老後の資金や子どもの学費など、将来に向けた蓄えが必要になります。
そのとき、給与が横ばいのままでは「やりくりの工夫だけで乗り切れるのか?」という不安がつきまといます。
だからこそ、給与アップを望めないなら、副業や資産運用といった収入の柱をもう一つ育てる発想が重要になってきます。
「やる気がない」と思われるリスク
私自身、40代で管理職を目指さない選択をしたとき、周囲の目に悩まされました。
同期は次々に昇進していく中、自分だけが取り残される孤独感。
後輩の何気ない視線や「上司にもならないんだ…」という心の声が、少しずつ重くのしかかってきました。
同じ立場に居続けるなら、目に見える成果を出さなければ「仕事ができない」と思われるリスクは確かにあります。
精神的に強くないと、徐々に追い詰められてしまうかもしれません。
しかし、これは「出世しない=やる気がない」という意味ではありません。
私の場合、副業やスキルアップという 会社以外の軸を持つことで、周囲の目線に惑わされずに自分のキャリアを進められる ことに気づきました。
40代からでも、自分なりの成長軸を持つことが、孤独や不安を和らげる最大の防御策になるんです。
後輩が上司になる可能性
私も40代で経験しましたが、成果主義の会社では、後輩に立場を追い抜かれることは珍しくありません。
最初は正直、受け入れ難い気持ちもありました。
「後輩が自分の上司になるなんて…」と、戸惑いや悔しさを感じるのも当然です。
しかし、いざその状況になってみると、後輩であろうと上司は上司。
そして、年上の部下ほど扱いづらい存在は、上司からすると多いものです。
私自身も、割り切って働くことで関係を円滑に保つことができました。
ただし、もし反発したり足を引っ張ったりすると、自分の立場はますます窮屈になり、精神的負担が増すのも事実です。
40代でこのような立場になる可能性を見据え、出世以外のキャリア軸を持つことが、心の余裕や働きやすさにつながります。
最悪の場合、リストラも……
私自身、40代で管理職を目指さず働いていたとき、同じ部署で年上の同僚が後輩の上司になる微妙な立場を経験しました。
よほどのことがない限り、会社から突然クビになることはありません。
しかし、長期間成果を出さず、会社にとって“お荷物”になってしまうと、リストラや配置転換の対象になる可能性もゼロではありません。
実際、周囲でも成果を出せずに居場所を失っていく同僚を見かけたことがあります。
だからといって、副業やスキルアップに時間を割くあまり、本業での成果を疎かにするのは危険です。
本業で最低限の成果を出しつつ、会社に依存しない別の軸を育てることが、40代の働き方で最も大切なバランスだと私は実感しています。
40代からの「副業」という選択肢

一つの会社に長く勤めている人ほど、同じ価値観の中で共存してきたことにより、他の可能性を見出せなくなってしまう傾向が強くなるもの。
会社でしか経験がなければ、比較する対象がないため、会社の常識が自分の常識となり、知らず知らずのうちに固定観念に囚われてしまうこともあります。
しかも40代ともなれば、簡単に転職できる年齢ではありません。
その結果、どうしても今の会社に依存せざるを得なくなってしまうんです。
こうしたリスクを避けるために、副業という選択肢を持つことは非常に有効。
「転職と副業、どちらを選ぶべきか迷う…」という方は、こちらの記事が参考になります。
👉【40代は転職より副業?】迷ったら副業を選ぶべき4つの理由
さらに、これから副業を始めたい40代の方は、初心者でも失敗しない副業選びについて解説した記事も役立ちます。
👉【その副業危険かも…】40代から始める失敗しない副業選び3STEP
ここからは、40代から副業という選択肢が、どのような影響をもたらすかを実体験を交えて解説していきます。
- 副業は収入面だけでなく精神的支えにもなる
- 副業で人生の選択肢を増やす方法
- 私が副業を始めて変わったこと
副業は収入面だけでなく精神的支えにもなる
私自身、副業を始めたとき、最初は「お小遣い程度になるだろう」と軽く考えていました。
しかし、実際に少しずつ成果が出てくると、「自分の力で稼げる」という実感が、想像以上に心の支えになりました。
もちろん副業による恩恵は、単なる経済的効果だけに留まりません。
自己肯定感が高まり、精神的な安定につながるんです。
たとえば、本業での業績が落ちてボーナスがカットされたとしても、副業による収入軸があれば、家族に不安を与えずに済みます。
逆に、「この状況だからこそ副業を頑張ろう」というモチベーションにもつながります。
精神的な不安は、人を短絡的な思考に走らせ、判断を迷わせます。
その点、副業はお金だけでなく判断力や安心感を支える役割も果たしてくれます。
副業で人生の選択肢を増やす方法
40代になると、会社に依存した働き方だけでは将来の不安が拭えないことも多いです。
そこで、副業を通じて「自分の力で稼ぐ経験」を持つことは、人生の選択肢を大きく広げる鍵になります。
私自身、副業を始めてから、次のような変化を実感しました。
- 本業だけに頼らず、収入源を分散できる
- 「もし会社が変わっても大丈夫」という心理的余裕が生まれる
- 趣味や学び、コーチングなど、自分の時間を自由に活用できる
- 新しい挑戦を通じて、視野が広がりキャリアや人間関係の可能性が増える
つまり、副業はお金を得るだけの手段ではなく、自分の人生の幅を広げるツールなんです。
私が副業を始めて変わったこと
正直、私が副業を始めて変わったことは多すぎて、何から語ろうか迷うほどです。
でも一言で言うなら、「コーチングを通じて得た考え方やスキルが、副業を通じて本業や家族との関わり方を変えるきっかけになった」 ということです。
もちろん、始めから順風満帆だったわけではありません。
他人よりも多くの失敗を経験し、挫折も味わいました。
それでも、コーチングで自分の思考や行動パターンを見つめ直すことで、周囲のサポートに頼りつつ、自分の力で行動できる力がついたのです。
この経験により、物事を俯瞰して見る視点が身につき、本業や家庭における判断や行動にも落ち着きが生まれました。
副業を通して得られる成長や気づきは、ただの収入以上の価値があります。
もし「副業で自分を変えたい」と考えている方は、コーチングを活用する方法も参考になるはずです。
👉【副業に強い】40代向けキャリア相談サービスおすすめ5選|無料体験あり
主体的に働き方を選んでこそ、40代はもっと輝ける

出世を目指すのも、副業で新しい道を切り拓くのも、どちらも立派な選択です。
けれど一番大切なのは、その選択を「誰かの期待」や「会社の空気」に委ねないこと。
これからの時代、自分の人生に責任を持ち、主体的に進んでいくことが、40代を輝かせる鍵になります。
もし「出世は望まない」と思うなら、会社以外の収入源を準備しておくのも一つの戦略です。
副業はすぐに成果が出るものではありませんが、今この40代で“種”をまけば、50代・60代で“大きな実り”につながる可能性があります。
もちろん、副業を通じて得られる変化は、お金だけではありません。
- 月1〜5万円でも副収入があれば、家計に余裕が生まれる
- 自分の力で稼ぐ実感が自己肯定感や行動の自信につながる
- 小さな成功体験が、本業や家族との関わり方にも余裕をもたらす
ただし、この変化を一人で実現するのは簡単ではありません。
まずは無料相談で現状や悩みを整理してみるだけでもOKです。
相談することで、自分に合った行動計画のイメージがつかめ、迷いを減らすことができます。
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「もう40代か」と焦るより、「まだ40代、これからだ」と前を向いて歩み始めましょう。
行動した人にしか見えない景色が、きっとその先に待っています。
同じ40代として、あなたのこれからの人生がより充実したものになることを、心から願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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