「40代になって成長を感じられなくなった…」
「若い頃のように学べていない気がする…」
そんな風に感じたことはありませんか？
その原因の一つは、もしかすると自分の中にある「プライドの高さ」かもしれません。
プライドは一見、「誇りが高い」こととしてポジティブに捉えられます。
しかし、時には「頑固」「柔軟性がない」などの印象を与え、成長を妨げてしまうこともあるのです。
特に40代ともなると、これまでの人生経験や成功体験があるからこそ、一回り以上も年下の意見を受け入れるのが難しいと感じる場面も増えるでしょう。
自分の生き方や価値観が否定されるように感じ、無意識に壁を作ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、変化の激しい現代において、このまま意地を貫き通してしまうことは、成長の機会を失うことになりかねません。
本記事では、40代が抱えがちな「プライド」にまつわる悩みを紐解き、それを乗り越えるための方法を7つに分けて解説します。
小さな一歩からで構いません。
今日から少しずつ取り入れ、人生をさらに豊かにする成長のチャンスを掴みましょう！
プライドが成長を妨げる理由
プライドが私たちの成長をどのように妨げるのか？
その理由は大きく分けて5つあります。
自分の弱さを認めるのが怖い
プライドが高い人は自分の弱さを認めることができません。
なぜなら、プライドの高さこそ、自我を保つ原動力になっているからです。
弱さを認めてしまうことは、自分を否定しまうことになります。
ドラゴンボールで言えば、初期のベジータなんかがその典型でしたね。
たとえどんな理由があろうと、自分の強さを誇示すべく振る舞う傾向があります。
人に頼ることを「恥ずかしい」と感じてしまう
「人に頼ることは負け」、そんな心情がプライドの高さを誇張させます。
しかし、本音では人に頼ることを「恥ずかしい」と感じています。
これまで築き上げてきたアイデンティティが崩れ、キャラが崩壊することを恐れているため、人に頼ることができません。
プライドの高さがネックとなり、自分の成長を妨げる要因となります。
素直に人のアドバイスを受け入れられない
プライドが邪魔し、素直に人のアドバイスを聞くことができないのも、成長を妨げる要因の一つです。
結果を度外視して、自分の考えで物事が進まないことに苛立ちさえ覚えます。
これにより、人間関係がギクシャクしたり、仕事の進捗が遅くなったりするなどの悪循環をもたらすことも。
また、自分にはなかった考え方を他人から指摘されると、「劣っている」と感じてしまい、アドバイス通りに物事が上手く進むことを受け入れられません。
人から学ぶ姿勢が欠如していては、自分の成長など見込めるはずありません。
他人より優位に立ちたい気持ちが邪魔をする
相手を下げることで、自分を大きく見せようと、常に他人より優位に立ちたい気持ちが働いてしまいます。
相手より優位にいることに安心感を覚えているので、人を見下すことでしか、自分を認める方法がありません。
本来、人間関係に優劣などつけるものではありませんが、人は平均以上に自分を高く見積もる傾向があると言われています。
他人を競争相手としか見れないなら、視野が狭くなるのも当然のことです。
実は自分に自信が持てていない
自信が持てなければ、最後に頼るべきはプライドしかありません。
プライドが高い人は、一見自信があるように見えますが、実は心の奥底で不安を抱えています。
自身のなさの裏返しから気丈に振る舞おうとしていますが、内心では常に他人の目が気になってしょうがありません。
特に過去の失敗経験は挑戦することに対して、過度なプレッシャーとなることも…。
いかにしてプライドを守り、自分が傷つかないようにするべきなのかを考えて行動する心理が働いてしまうんです。
プライドの高さが引き起こす弊害
続いては、プライドの高さゆえに、引き起こす弊害について解説していきます。
知っておかなければ、成長するチャンスを失うこともあるので注意しましょう。
新しいことを学ぶチャンスを逃してしまう
40代になれば、そうそうチャンスが訪れるものではありません。
プライドが邪魔をして、いつまでもステレオタイプにこだわっていると、新しいことを学ぶチャンスを逃してしまいます。
「人に教わることなんて何もない…」と怪訝することは、自分の成長をストップさせてしまうことと一緒。
果たして、そんな人にチャンスなんて訪れるでしょうか？
学ぶ機会はいつでもあると思っていると、後悔することになるかも知れません。
周囲から「老害」と思われてしまう
考えが固執し、人からの意見を受け入れなくなると、周囲から「老害」認定されてしまいます。
そうなった時、あなたの周りには誰もいなくなるでしょう。
なぜなら「老害」ほど扱いにくい人はいないからです。
否定や批判をするなら誰だってできます。
本当に大切なのは、周囲の意見に耳を傾ける度量です。
孤立し、人間関係が悪化する
プライドを手放せない人が辿る末路は孤立すること。
一度、悪化した人間関係を修復するのは並大抵のことではありません。
たとえ、「一匹狼」を気取っていても、コミュニケーションなしでは生きていくことはできません。
他人と常に自分を比較し、自己嫌悪に陥る
他人との関係を優劣で比較してしまうと、自分が劣っていると感じた時に自己嫌悪に陥ります。
俗に言う、「プライドが傷つく」ってやつです。
人と比較することでしか、相対的に評価できないので、自分にないものを持っていると、ジェラシーを感じてしまうのでしょう。
人との関わりを比較することでしか判断できないため、常に不安を感じながら生きていく羽目になります。
自分の限界を突破できなくなる
プライドが高いと、自分の手が届く範囲のことしかやらなくなります。
プライドを守るために、挑戦することもできないので、自分の殻を打ち破ることができません。
コンフォートゾーンから抜け出せないとことは、すなわち成長が止まってしまうことを意味します。
頼りがいのある人に見られず、信頼を失う
口先だけで行動に移せなければ、周囲からの信頼を失うでしょう。
失敗することを極度に嫌い、率先して行動できないため、頼りがいをなくしてしまします。
信頼を失うと、重大な仕事も任されれず、キャリアアップを築くことも難しくなってくるでしょう。
素直さを持つことでもたらすメリット
40年も生きれいれば、時には意地やプライドに固執したくなることも正直あります。
しかし、プライドを手放すことで多くのメリットを受けれるのも事実。
ここからはプライドを手放すことでどんな恩恵を受けれるのかについて解説していきます。
他人の意見を素直に取り入れることで、自己成長につながる
他人の意見を素直に取り入れ、吸収することで、自己成長につなげることができます。
また、自分だけの意見に固執することなく、周囲のアドバイスにもちゃんと耳を傾ける姿勢は、謙虚さを感じさせます。
常に課題や目的と向き合うことを考え、自分の過ちは素直に認め、失敗を次に活かそうとする姿勢であれば、必然的に成長曲線を描くことができるはずです。
失敗への恐怖心が薄れ、チャレンジしやすくなる
そもそも【失敗＝悪いこと】と捉えていないので、恐怖心を感じることが少なくなります。
このメンタルはチャレンジ精神を生み出し、挑戦することへのハードルを下げてくれます。
結果に関わらず、チャレンジすることに対して意義を感じているので、それだけ成功する確率も高くなります。
プライドが邪魔をして身動きが取れなくなるなんてことはないので、下手に保身に走ることもないでしょう。
他人と比べず、自分のペースで進めるようになる
「比べるのは他人じゃなく、昨日までの自分！」
そんなマインドを持てるようになることで、他人と比較せず、自分のペースで物事を進めれるようになります。
他人の言動に一喜一憂せず、自分と向き合うことで精神的にも安定しやすくなります。
必要なのは他人との競争ではなく、自分の目的を達成することです。
そう考えることができれば、自分にとって一番必要なのはプライドではないと気づくはずです。
心の負担が軽減し、ストレスが減る
プライドに左右され、些細なことに対してもストレスを感じていると、精神的負担も大きくなります。
また、過度な期待や過信は上手くいかなかった時にストレスを生む要因となります。
心の負担を軽減するためには、今の自分を肯定し、認めてあげること。
できない自分を認めることができれば、それだけ伸びしろも増えていきます。
周囲の信頼を得て、より良い人間関係を築ける
周囲の信頼を得るためには、自分のことだけでなく、相手のことを考えること。
成功の可否に関わらず、「相手のことをちゃんと考えれる人」は信頼を得やすいと言われています。
また、弱い自分を認めることで、孤独感からも解放され、良い人間関係を築くきっかけとなります。
他者との相互作用がもたらす結果は、自分一人ではなしえない大きな結果につながります。
プライドを手放し成長するための7つの方法
それでは実際にプライドを手放し、成長するための具体的な方法を7つ紹介していきます。
実践できるところから取り入れていき、あなたの成長の糧としてください。
謙虚な姿勢を心がける
謙虚な姿勢とは、、周囲の意見を素直に聞くことからはじまります。
それは自分の考えに固執せず、他人の言うことに耳を傾けること。
そうすることで新しい気づきも生まれ、自分の成長にとって大きなプラスとなるはずです。
考えてみてください。
もし、あなたが教える側の立場だったら、プライドが高く、聞く耳を持たない人より、謙虚で素直な人に教えたくなりますよね？
相手だって思っていることは一緒です。
常に他者の視点に立って考えることで、謙虚さは身についていくものです。
感謝を習慣にする
感謝を習慣にするのに一番簡単なことは、身近の人に「ありがとう」を伝えることです。
家族や両親、同僚や友達など誰でも構いません。
感謝を伝えることは、自分自身を解放することにもつながり、結果的に大きく成長させるためのきっかけにもなります。
自分の弱さを受け入れる
自分の弱さを受け入れるには勇気がいります。
ですがその勇気こそ、あなたをさらに強くさせる一番の要因。
なぜなら完璧ではない自分を認めることで、自己肯定感が高まり、さらに成長意欲も高まるからです。
自分の弱さを気にしているのは、いつも自分だけです。
受け入れる度量が備わったとき、あなたはいつからでも成長することが可能です。
他人を認め、尊重する
他人を認め尊重すれば、そこに信頼関係が生まれます。
ただし、それは他人の言いなりになることではありません。
相手の求めていることを理解した上で、自分に何ができるかを考えることです。
自分の承認欲求を叶えるだけなら、それはただの自己満です。
成長を軸に考えるなら、いつでも関わる人のことを考えて行動することです。
「わからない」を素直に伝える
このことは声を大にして言っておきますが、わからないことは恥でもなんでもありません。
そんな人は周りの目を気にしすぎて、無知であることを悟られたくないだけです。
わからないことを自覚してこそ、人は始めて能動的に学びたいと思うもの。
その方が学びや成長スピードも早くなります。
本来、知らないことを知ろうとする行為に年齢なんて関係ないはずです！
周囲に頼る勇気を持つ
一人で抱え込まず、時には周囲に頼る勇気を持ちましょう！
周囲に頼ることができないのは、本音のところで「断られたらどうしよう…」と考えています。
ですが、たとえ断られても、あなたが行動した結果は消えることはありません。
こうした小さな勇気を持ちつづけていれば、行動することに対して臆することがなくなります。
相手に変化を望む前に、まずは自分が変わることで周囲の目は変わっていきます。
他人と比べず、自分の成長を見つめる
他人と比べて落ち込むくらいなら、常に自分の成長にフォーカスしましょう。
成長を実感できるのは当事者である、あなただけ。
相手と比較して下した判断は時には優越感をもたらすかもしれませんが、劣等感を生む要因もなります。
他人との優劣など、あなたの主観的な判断に過ぎません。
成長をしたいなら、そんなことに時間を割いている暇はないはずです。
素直さを手に入れ、新しい成長を目指そう
プライドを手放すことは、自分を否定することでも、負けを認めることでもありません。
むしろ、素直さを持つことでこれまで見えなかった学びや成長のチャンスを掴み、人間関係や人生そのものを豊かにすることができます。
それは40代からでも十分に可能です。
大切なのは、すぐに完璧を目指すのではなく、小さな一歩を積み重ねること。
この記事で紹介した7つの方法の中から、まずは一つでも良いので実践してみてください。
それがきっと新しい成長の始まりとなるでしょう。
一つずつ進むことで、あなたは自分らしい生き方を見つけ、これまで以上に充実した人生を送ることができるはずです。
素直になることは、自分を解放し、自由になるための鍵。
早速、今日から始めてみましょう！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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